佐倉、船橋、千葉の高校生80人がSDGsスイーツ発表
伊藤繭莉
佐倉市、船橋市、千葉市などの高校が昨年末、千葉市美浜区のイオンモール幕張新都心で、地域の飲食店などと協力して作った商品を発表した。SDGs(持続可能な開発目標)を意識し、地元の農産物などを使った。
高校生の自由な発想から地域創生や地域活性化のきっかけにつなげようと、一般社団法人「MIRAI-KOMINKA for School」が昨年度から始めた。今年度は、約80人が参加。高校生が地域の課題を生産者らに聞き、地元の人たちと共同で12商品を開発した。
アスリートを輩出する市立船橋高校はカロリーオフの焼きカレーパン2種類を開発。地元の小松菜や梨などを使い、食品ロスに貢献する。
県立生浜高校(千葉市中央区)は千葉県の海苔(のり)の魅力を知ってもらおうと、銚子名物の磯揚げ「カレーボール」をアレンジして、「海苔ボール」を作った。県立佐倉高校は、特産のブルーベリーを使ったティラミスなど4品、県立佐倉東高校はレンコンを使ったレアチーズタルトなど5品を作った。
ティラミスを開発した、佐倉高校2年の吉沢汀子さん(17)は「商品を開発、実現する難しさを感じた。ティラミスの層がきれいに見えるように、見た目もおいしいスイーツができた」と語った。(伊藤繭莉)
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