本土最東端で氷の下のアサリ漁スタート 大粒がザクザク 北海道根室
山本智之
本土最東端の納沙布岬近くにあるトーサムポロ沼(北海道根室市)で30日、氷の下で育つアサリの漁が始まった。
沼の表面は、分厚い氷に覆われている。地元の歯舞漁協あさり部会のメンバーは、まずチェーンソーやつるはしを使って氷に穴を開け、その中に入ってアサリを掘り出した。
作業は腰まで水につかりながら行う。熊手を使って沼底にひそむアサリを砂ごとすくい上げ、「ちりとり」と呼ばれる漁具に入れて砂や小さなアサリをふるい落とす。出荷サイズは殻長3・5センチ以上。大粒のアサリだけを水揚げし、小さな個体は沼に戻す。
トーサムポロ沼は、オホーツ…