関西電力は30日、送配電子会社と契約する新電力の顧客情報の不正閲覧が昨年4月1日以降で4万806件あったと公表した。昨年末までの3カ月間で判明した件数の2倍以上にのぼり、閲覧が恒常的に行われていたことがうかがえる。
経済産業省の電力・ガス取引監視等委員会や政府の個人情報保護委員会に報告した。社員らが見ていたのは、子会社の関西電力送配電が管理する新電力の顧客の名前や電話番号、電気使用量など。全面自由化された2016年4月から問題が発覚した昨年12月まで閲覧できる状態だった。
追加調査では、昨年4月から…