「永遠の化学物質」と呼ばれる有機フッ素化合物(総称PFAS)が国内各地で検出されている。日本ではこれまで、飲み水と地下水などの暫定的な目標値を設定するにとどまっている。危険性についてははっきりしない面もあるが、世界では規制を強める動きも出ている。専門家は「健康影響を含めた本格的な調査を」と指摘している。
PFASは米軍基地周辺などで検出が続き、汚染源が基地の可能性があるとみる市民団体などが独自に血液調査などを進めている。
東京・多摩の市民団体は30日に記者会見し、住民の血中濃度を測る調査の中間結果を発表した。国が調べた全国の平均より高い数値だったとし、共同代表の根木山幸夫さん(75)は「深刻な結果だ」と話した。
記事後半では沖縄や米国での事例を紹介し、発がん可能性についても解説します
東京・多摩 市民団体が血液検査をしてみると…
多摩では東京都の調査で20…