「本州一の厳寒地」で零下22・8度 ワカサギ釣りが盛況 岩手
本州一の厳寒地として知られる盛岡市藪川の岩洞湖で、冬の風物詩「氷上ワカサギ釣り」が盛況だ。気象庁によると、30日午前6時56分の藪川の気温は、今季最低の零下22・8度。釣り人たちは震えながらも、美しい魚との格闘を楽しんだ。
「岩洞湖は広くてとても良い気持ち!」。岩手県一戸町の小学3年生、女鹿口(めがぐち)優矢さんは、ドリルで氷上にワカサギ釣り用の穴を開けながら満面の笑みだ。
30日の岩洞湖は快晴。色とりどりの小さなテントが氷上に並んだ。「1回やってみたかった。思ったよりも釣れないけれど、とても楽しい」と盛岡市のパート細川麻衣さん(38)もうれしそうにほほ笑む。
岩洞湖のワカサギ釣りは23日に解禁。岩洞湖漁協によると、週末は計約3500人の人でにぎわった。漁協は「氷の厚さは十分。寒さと換気の対策をしっかりと取って、安全にワカサギ釣りを楽しんで欲しい」と呼びかけている。(三浦英之)
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