「ヒジャブは宗教上必須、法律の一部」イラン大統領、規制堅持を強調

テヘラン=佐藤達弥
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 イランで女性が髪を隠す布「ヒジャブ(ヘジャブ)」をめぐるデモが続くなか、ライシ大統領は1月31日、ヒジャブについて「宗教的に必須であることは疑いがなく、法律の一部だ」と述べ、従来通りの規制を堅持する考えを示した。国営テレビで生放送されたインタビューの中で述べた。

 ライシ師は人々に着用を徹底させる方法について、「文化的・社会的な機関や、人々自身が積極的に行動しなければならない」と指摘。強制力を使って取り締まることについては、言及を控えた。その上で、「法律を守ることが国に安全をもたらし、国民に安らぎを与える」と述べ、着用の規制を守ることが秩序をもたらすと強調した。

 ヒジャブをめぐっては昨年9月、22歳の女性が「不適切」着用を理由に逮捕されてから急死した後、抗議活動が4カ月以上、続いている。

 ノルウェーに拠点を置く人権団体「イラン・ヒューマン・ライツ」は、1月27日時点で、デモ参加者ら計488人が死亡したと発表。一方、昨年12月のイランの地元紙報道によると、イラン当局は抗議活動に絡む死者について、治安部隊を含めて約200人としている。(テヘラン=佐藤達弥)

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