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ICU入院に占めるインフル患者「6%」 コロナ禍前の19年1月

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米田悠一郎
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 コロナ禍前の2019年1月、集中治療室(ICU)に入院した患者のうち、季節性インフルエンザと診断された人が6%を占めていた――。そんな調査結果を、東京都立広尾病院などの研究チームがまとめた。

 今季はインフルが3年ぶりに流行しており、新型コロナウイルスとの同時流行による医療現場への影響が懸念されている。ICU病床の逼迫(ひっぱく)を避けるうえでも、研究チームは、インフルの重症化を予防する重要性を指摘している。

 10年4月~19年3月、全国1千カ所以上の医療機関で、インフルが重症化したり、ほかの病名で入院中にインフルと診断されたりして、ICUに入院した患者数を調べた。

 インフルの診断が増える1~2月は例年、ICU入院者のうちインフル患者は1~3%ほどを占めていた。国立感染症研究所の統計で、9年間で最もインフルの感染者が多かったとされる19年1月は6・5%だった。ほとんどは高齢者だった。

 インフルは38度以上の高熱…

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