携帯、PC、たばこ、現金… 収容施設をフィリピン警察が捜索

マニラ=大部俊哉
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 フィリピンを拠点にした特殊詐欺事件に関与したとして、日本側が強制退去させるよう要請している日本人4人が収容されている入国管理局の施設を捜索したと、フィリピン警察が1日に明らかにした。携帯電話やノートパソコンなどを押収したという。

 フィリピン警察によると、捜索は1月31日未明に首都マニラの施設で行った。携帯やパソコンのほか、インターネットのルーターとケーブル、たばこ、現金などを施設内で発見し、押収した。いずれも収容者の持ち込みや所持が禁止されている。

 また、施設職員を無作為に選定し、薬物検査も実施したという。捜索は約4時間半で終了した。

 フィリピンのレムリア司法相は1月31日の会見で、日本人4人のうち1人からiPhone(アイフォーン)6台を没収したとし、日本の警察に科学捜査を提案していると明らかにしていた。4人の中には、「ルフィ」を名乗ってフィリピンから指示が出された日本各地の強盗事件への関与が疑われている容疑者もいる。(マニラ=大部俊哉

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