お客の迷惑行為でスシローが被害届提出、当事者謝罪も「厳正に対処」
金子智彦
回転ずし大手「スシロー」の店内で客が迷惑行為をしている動画がSNS上にアップされた問題について、運営元のあきんどスシローは1日、1月31日に警察に被害届を提出したことを明らかにした。迷惑行為を行った当事者と保護者から連絡があり、直接面会して謝罪を受けたが、「当社としましては、引き続き刑事、民事の両面から厳正に対処してまいります」としている。
問題になっている動画では、客とみられる男性が備え付けのしょうゆや湯飲みをなめたり、指に唾液(だえき)をつけて流れているすしに塗り付けたりする様子が撮影されている。
同社の発表によると、問題の行為があったのは岐阜市の「スシロー岐阜正木店」。同店では1月30日の開店前に湯飲みの洗浄、しょうゆボトルの入れ替えを実施したという。
また、同店とその近隣店舗では食器類、調味料などの置き場を店内に設置し、客がおのおのテーブルまで持っていくことを求める。テーブル席と商品が回るレーンの間にアクリル板を早急に設置するという。
再発を防ぐため、今後全国の郊外型店舗でもアクリル板の設置を順次進めていくとしている。(金子智彦)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。