「舞いあがれ!」五島でラストスパート 福原遥を支えたばんばの言葉
NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の放送は、残り2カ月を切った。
ばらもん凧(だこ)を揚げ、引っ込み思案な自分を変える。パイロットという夢に挑戦したいと母を説得する。主人公の舞(福原遥)は、祖母・祥子(高畑淳子)が住む長崎県の五島列島で、数々の転機を迎えてきた。
1月末、出演者は最終盤の撮影で、8カ月ぶりに五島へ。福原と高畑が五島市・福江島の福江武家屋敷通りふるさと館で取材に応じ、撮影の思い出を振り返った。
ドラマ彩る、豊かな自然
島の豊かな自然は、物語を彩ってきた。
大阪から失踪した幼なじみの貴司(赤楚衛二)と、舞が再会した場所。そこは舞が貴司に送った絵はがきにあった灯台のそばだ。
この場面は、福江島の西端にある大瀬埼(おおせざき)灯台で撮影した。親友の久留美(山下美月)と一緒に、灯台への階段を駆け上がった福原は「はあはあ言いながらのぼった先からの眺めが圧巻でした。何とも言えないぐらい、空が広くて」。
自然の魅力は、撮影の合間も。高畑は、新上五島町で泊まったホテルのレストランで見た景色に胸を打たれた。「本当にきれいな夕焼けを見ました。温泉卵みたいに丸くて、こんなに赤い色ってあるんだと思って、忘れられません」
ポルトガル語に聞こえた?
五島弁で繰り出される祥子ばんばの言葉も、物語の核となってきた。
心に響く、ばんばの言葉。福原遥さん、高畑淳子さんとも、お気に入りの一言は同じでした。
高畑は当初、独特の言い回し…