中東歴訪の米国務長官「建設的な考え聞けた」 道筋見えない暴力連鎖

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エルサレム=高久潤
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 米国のブリンケン国務長官は1月30~31日、イスラエルパレスチナ自治区を訪れ、両首脳らと会談した。ロケット弾の発射と空爆、エルサレムでの銃撃事件発生などで両者の緊張が高まるなか「仲介」を試みたが、事態打開への具体策は見えない状況だ。

 31日のエルサレムでの記者会見でブリンケン氏は、今回の歴訪で両首脳らから緊張緩和に向けた「建設的な考えを聞いた」と話したが、具体的な中身は明らかにしなかった。

 同氏は双方にこれ以上の暴力の応酬を避けるように求めた。イスラエルと、将来的に独立したパレスチナ国家が共存する「2国家解決」を支持するとも繰り返し語った。米国が従来、堅持してきた立場だ。

 ネタニヤフ首相は、2020…

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