首相、本当に育児した? 妻・裕子さんは「ワンオペ」だったと証言

岸田政権

安倍龍太郎
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 岸田文雄首相の妻、裕子さんは「ワンオペ育児」だった――。育児休業中の人らのリスキリング(学び直し)を「後押しする」と発言して実態を理解していないとの批判を浴びた首相。「子育ては大きな負担ということは経験している」と釈明したが、岸田家では裕子さんが1人で育児していたと、裕子さん本人が証言していた。

 1日の衆院予算委員会で、立憲民主党西村智奈美代表代行が指摘した。裕子さんは文芸春秋の2022年3月号で対談に応じた。そのなかで地元・広島で育児を1人でしていたのかと問われ「そうです」と回答。「一人が夜中に熱を出したら他の子をどうするかとか、そういう時は結構大変でしたね」「主人には東京でしっかりやってきてくださいと伝えていました」などと語っていた。

首相は「子育て、大きな負担だと経験」

 一方の首相は1月30日の衆院予算委員会で「私自身3人の子どもを持つ親。子育て自体が経済的にも精神的にも時間的にも大きな負担ということは経験しているし、目の当たりにしている」と述べ、育児の大変さを理解していると強調した。

 西村氏は子育ての大変さを「本当はわかっていないのでは」とただしたが、首相は真正面から答えず、「あらゆる面から見て大変だと強調したいために、このような発言をした」と述べた。(安倍龍太郎)

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