経営を立て直した元社長の海野氏退任 VF甲府
佐藤靖
サッカーJ2のヴァンフォーレ(VF)甲府は1日、クラブの経営危機を乗り切り、黒字に転換させた元社長の海野一幸氏(77)が、現職のVFスポーツクラブ代表理事を退任したと発表した。VF関連の業務から退く。
海野氏は、2001年に社長に就任。当時、経営危機に陥ったクラブを立て直し、12年からは会長として支えた。「存続の危機からクラブにかかわり、何と22年間にもなりました。今や県民にとって身近で愛される存在として浸透しています」と振り返った。
さらに、昨秋の天皇杯について、「夢のような決勝の『PK』が決まった瞬間、これまでの苦労が吹っ飛び、あの時、解散せず今につながったことをつくづく良かったと胸が熱くなりました」と感謝のコメントを、クラブを通じて発表した。(佐藤靖)
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