米、従来より射程の長いロケット弾をウクライナに提供か 現地報道

ウクライナ情勢

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 米紙ウォールストリート・ジャーナルは1日、米国のバイデン政権が、従来の兵器より射程の長いロケット弾をウクライナに提供する見通しだと報じた。早ければ3日にも提供を表明するという。

 ロケット弾は「GLSDB」と呼ばれる、ロケットに取り付けられる精密誘導弾。米国がすでに提供している高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」などから発射できる。ハイマースの従来の射程は約80キロに制限されてきたが、GLSDBの射程は約150キロと長く、前線からさらに遠い軍事目標への攻撃が可能になる。

 ウクライナは長い間、長距離ミサイルの提供を欧米各国に求めてきた。ゼレンスキー大統領は、特に射程が300キロある地対地ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」の提供を強く求めてきたが、バイデン政権はロシア領に届く長距離兵器の提供には慎重で、これまでのところ応じていない。

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