朝ドラ「ブギウギ」両親役に柳葉敏郎・水川あさみ OSK翼和希も

照井琢見
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 「東京ブギウギ」で知られる昭和のスター歌手・笠置シヅ子の生涯をモデルにしたNHK連続テレビ小説「ブギウギ」(2023年度後期)の主要キャストが2月2日、発表された。

「ブルースの女王」も

 趣里が演じるヒロイン・花田鈴子の両親役に、柳葉敏郎水川あさみを起用。鈴子のライバル歌手・茨田りつ子を、菊地凛子が演じることも明らかになった。

 柳葉演じる花田梅吉は香川生まれ。大阪の下町・福島で銭湯を営み、鈴子の夢を応援する情にもろい父を演じる。「気取らずに、皆さんが素直に受け入れていただけるようなオヤジになりたい」と意気込む。

 鈴子の母、花田ツヤも香川生まれ。銭湯の経営を支えるしっかり者で、水川は自らの役柄を「ガハハと大きな口で笑う、豪快で派手な母ちゃんです」と分析する。「繊細な葛藤も映し出せたら」とコメントを寄せた。

 茨田りつ子のモデルは、「ブルースの女王」と呼ばれた淡谷のり子。菊地は淡谷の印象を「強さとはかなさを併せ持った少女のような方だった」。鈴子と生涯の良きライバルとなる役柄。「鈴子さんの大きな旅を近くでみられるこの時間を大切に過ごしたいと思います!」とした。

息づく魂、技芸尽くして伝える

 鈴子が入団する梅丸少女歌劇団(USK)の仲間たちの配役も発表された。

 1期生でトップスターの橘アオイは、USKのモデルとなったOSK日本歌劇団の男役スター・翼和希が演じる。

 「いま、自分の内にも笠置さんをはじめとする先輩方の魂が、たしかに息づいているのを感じています」と語る翼。橘アオイとして、鈴子を厳しく指導することになる。「お役を通して、この魂を感じていただけるよう、技芸を尽くします」

 USKの同期役には、清水くるみ、片山友希。後輩役には伊原六花が登場する。

 このほか、脚本には新たにNHK夜ドラ「あなたのブツが、ここに」を手がけた櫻井剛が加わることも発表された。

 「ブギウギ」は、大阪の下町にある銭湯の看板娘として育った鈴子が、道頓堀にできた歌劇団に入団し、スターへの階段を駆け上っていく物語。

 今春に撮影を始め、秋に放送を開始する予定。(照井琢見)

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