中国でスマホ低迷 村田製作所、今期の売上高1400億円下方修正

栗林史子
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 電子部品大手の村田製作所は2日、2023年3月期(米国会計基準)の売上高予想を昨年10月時点の1兆8200億円から1400億円引き下げて1兆6800億円に下方修正すると発表した。中国でスマートフォンやパソコンの売れ行きが低迷し、電子部品の需要が落ち込んでいるためという。

 本業のもうけを示す営業利益予想は3800億円から2950億円、純利益予想は2970億円から2260億円に、それぞれ引き下げた。

 村田恒夫会長は「中国でのロックダウン都市封鎖)や経済的な成長鈍化が商品の鈍化につながっている」と話した。需要が回復するのは24年夏以降とみているという。

 同日発表した22年4~12月期決算は、売上高が前年同期比2・9%減の1兆3392億円、営業利益が19・0%減の2722億円、純利益が15・4%減の2118億円だった。栗林史子

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