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　フィリピンを拠点に特殊詐欺事件に関与した疑いが持たれ、逮捕状が出ている渡辺優樹（38）、小島智信（45）の両容疑者がそれぞれフィリピンで訴追されている刑事裁判の公判が2日、マニラの裁判所で開かれた。公判後に朝日新聞などの取材に応じた両容疑者の弁護士は「裁判はまだ終わっていない。7日にも予定されている」と語った。一方、レムリア司法相は「（逮捕状が出ている）4人のうち2人が先に強制退去となるだろう」と報道陣に述べた。

　両容疑者はフィリピンでそれぞれ、女性と子どもを守る法律に違反した罪に問われている。フィリピン司法省は、この裁判について、検察を通じて公訴棄却を求めている。裁判が終われば、すぐに強制退去の手続きを取る方針だ。

　この日の公判では検察側の証拠提示があり、両容疑者はオンラインで参加した。弁護士は「平静だったが、ストレスを感じているようだった」と語った。

　弁護士は公訴棄却が求められ…