フィリピン拠点の特殊詐欺被害、60億円超 36人拘束後も続いたか

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 フィリピンを拠点とした特殊詐欺事件に関わったとして逮捕状が出ている4人のグループによる詐欺被害が、2018年11月~20年6月で60億円以上に上ることがわかった。フィリピン国内の拠点の一つが19年11月に摘発され、電話役の36人が拘束された後もグループによる詐欺が続いていたと警視庁などの警察当局はみている。

 警視庁によると、4人は2019年4月と同11月、警察官などを名乗って東京都内の男女に電話をかけて「キャッシュカードが不正利用されている。カードを封筒に入れて保管して」などと伝え、自宅を訪れて隙を見てカードを盗むなどした詐欺グループの幹部らだった疑いがある。

 警視庁はこの4人に、全国で相次いだ一連の強盗事件を指示した「ルフィ」を名乗る男が含まれているとみている。

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