「侵攻1年」前にロシア攻撃激化か ウクライナ北部・東部で7人死亡
根本晃
ウクライナ東部と北部で1日、集合住宅などがロシア軍の攻撃を受け、計7人が死亡した。ウクライナのゼレンスキー大統領は1日夜のビデオ演説で「攻撃が増加し、状況は激化している」と述べ、ロシア軍が24日の侵攻開始1年の節目に向けて戦果を急ごうとしていると指摘した。
東部ドネツク州知事らによると、同州クラマトルスクで1日、集合住宅がロシア軍のミサイル攻撃を受け、3人が死亡、18人が負傷した。北部チェルニヒウ州でも住宅への攻撃で4人が死亡したという。
ダニロフ国家安全保障防衛会議書記は1月31日、英メディアのインタビューでロシア軍が最大規模の攻勢を準備していると指摘。侵攻1年の節目に北部、東部、南部の各方面から攻撃を仕掛ける可能性もあるとし、「今後2、3週間はいかなるシナリオも排除しない」と警戒感を示した。(根本晃)
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