パナソニックHD、業績予想を下方修正 今期2度目、中国経済減速で
パナソニックホールディングスは2日、2023年3月期(国際会計基準)の営業利益予想を昨年10月時点の3200億円から400億円引き下げて2800億円に下方修正した。今期の業績予想を引き下げるのは昨年10月に続き2度目。中国経済の減速で電子部品などの事業が苦戦した。
純利益予想も250億円少ない2100億円に引き下げた。売上高予想は8兆2千億円で据え置いた。梅田博和副社長は「中国も今年7月以降は経済対策が実施されるだろう。立ち上がってくればまた(売り上げも)戻るだろうと思う」と話した。
同日発表した22年4~12月期決算は、自動車生産の回復による車載機器の販売増などがあり、売上高は前年同期比14・8%増の6兆2245億円だった。しかし、原材料価格の高騰などが響き、営業利益は14・6%減の2342億円、純利益は16・7%減の1628億円だった。(栗林史子)
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