ATMで通話する高齢男性、心配した記者が代わると…「殺しに行く」

有料記事

野崎智也
写真・図版
  • 写真・図版
[PR]

 1月31日昼過ぎ。銀行の無人ATM(大阪市福島区)を利用していたら、隣にいた高齢男性が、スマートフォンで通話をしながら機械を操作していた。祖母と同じぐらいの80代に見え、思い切って声をかけた。

 「詐欺じゃないですか? 大丈夫ですか?」

 返ってきたのは、予想外の言葉だった。

 「うるさい」

 男性は、慣れない手つきで画面上の数字を押していた。通話相手の指示を受けながら、ゆっくりと。

 心配になり、改めて声をかけた。

 「ちょっと電話、代わりませんか?」

 すると、通話相手の声が漏れ聞こえてきた。

 「おじいさん、隣の人に『う…

この記事は有料記事です。残り456文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません