「2番目」のチカラ見せよう 全国のナンバー2集う「サミット」開催

米沢信義
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 全国に存在する「2番目」が手を携えてPRするプロジェクト「第2回No.2サミット」が2日、日本で2番目に高い北岳(標高3193メートル)がある山梨県南アルプス市で開かれた。「2番目のパワーを見せよう」と気勢を上げた。

 サミットは、南アルプス市の住民らが2022年2月2日に「日本No.2協会」を立ち上げたのがきっかけ。同市で旅館を営む名取大介会長(42)は、「ナンバーワンの富士山の陰に隠れた北岳の魅力を知らせたい。全国の2番目が集まれば、より強く発信できると、各地に呼びかけた」と話す。

 日本記念日協会に申請し、「2月2日」を「No.2の日」として登録。同月22日に第1回サミットを開いた。新型コロナウイルスの影響でオンラインとなったが、国内で2番目に大きい湖の霞ケ浦がある茨城県かすみがうら市のまちづくり会社や、2番目に古い時計台「辰鼓楼(しんこうろう)」のある兵庫県豊岡市出石町の観光協会が参加した。

 今回は対面での開催が実現。会場の同市の芦安山岳館に名取会長のほか、かすみがうら市と豊岡市の関係者が顔をそろえた。さらに「2番目に小さい町」として、新たに奈良県三宅町の森田浩司町長らもオンラインで参加した。

 午後2時2分に開会。名取会長からNo.2協会の登録認定を受け、森田町長は「町の面積は4・06平方キロメートルと小さいが魅力は大きい。協会を盛り上げていきたい」と力を込めた。

 4団体それぞれのご当地ステッカーの発行も発表された。22日から各地で配布・販売し、ナンバー2巡りを楽しんでもらう狙いだ。

 名取会長は「初めて顔を合わせて意見交換できたことで、新たなつながりができた」と手応えを口にする。次回は来年2月2日、豊岡市の予定。以降は2年おきに2222年を目標に続け、加盟団体も増やしたい考えだ。(米沢信義)

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