農林水産物・食品の輸出、22年は1.4兆円 コロナ禍から外食回復

有料記事

初見翔
[PR]

 農林水産省は3日、2022年の農林水産物・食品の輸出額が1兆4148億円(前年比14・3%増)だったと発表した。10年連続で過去最高を更新した。コロナ禍で落ち込んだ外食向けの需要が回復したほか、円安も後押しした。

 品目別では、米国で漁獲が減ったホタテ貝のほか、国際的に知名度が上がっているウイスキー、アジアで人気の乳幼児用粉ミルクを含む牛乳・乳製品などが大きく伸ばした。一方で、牛肉は前年を下回った。カンボジア向けが大きく減ったが、農水省は「理由はわからない」としている。

 国・地域別では中国が前年比25・2%増の2783億円で最も多く、香港が同4・8%減の2086億円、米国が同15・2%増の1939億円と続いた。香港は春先にかけてコロナ対策で外食が規制されたことが響いたとみられる。

 昨年12月には輸出額全体で…

この記事は有料記事です。残り230文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません