認定こども園の1歳児、散歩先の公園で置き去りに 園が保護者に謝罪
島脇健史
大阪府高槻市の認定こども園で1月、1歳児クラスの園児らが近くの公園へ遊びに行った際、1人が置き去りになっていたことがわかった。泣いている園児に近所の女性が気づき、園に送り届けたという。管理体制に問題があったとして、園は保護者に謝罪した。
園や市などによると、1月16日午前、常勤の保育士と非常勤の保育士の2人が1歳児クラスの園児8人を連れて、近所の公園に遊びに行った。約25分遊んだ後、園児3人は徒歩で、5人は散歩用の手押し車に乗って帰る予定だった。だが、実際には手押し車には4人しか乗っていなかった。
近所の女性が取り残された園児に気づき、園に連れて行った。園によると、園児が置き去りになっていた時間は数分で、園児の体調に問題はなかったという。園は、保護者会を開いて説明・謝罪した。
園は、①公園を出る際、2人…
- 【視点】
まず何より、体調に問題がなくてよかった。その一言につきます。 保育園の散歩中の置き去りは、一つ間違えば、命にも関わります。ただ、現状では、自治体が置き去りの件数などを把握する仕組みもありません。朝日新聞では独自に取材を進め、東京都内で