校長先生がカレー屋に 「親子が気軽に集まる場を」 福岡・筑紫野

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渡辺純子
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 中学校の校長をしていた女性がカレー屋を開いた。ミシンを使った手芸や工作を楽しめるスペースもある。時には、育児相談に応じることも。「地域の子育てを支えて、親子の体も心も元気にしたい」と願う。

 福岡県筑紫野市のJR二日市駅から徒歩2分。「CurryHouse 光」の赤いドアを開けると、スパイスの香りが漂う。バターや小麦粉を使わず、麴(こうじ)や野菜のうまみを生かしたヘルシーなカレーは750円から。辛くないお子様カレー(350円)や、国産ショウガを使った手作りのジンジャーエール(同)などもある。

 特徴的なのは2階。座卓の脇に、3台のミシンや裁縫道具、画用紙や文具がずらりと並ぶ。何も食べなくても1回100円で自由に使えるスペースだ。「物を作ると自然に会話が生まれる。交流しながら気軽に手作りを楽しんでほしい」と店主の柴田恭子さん(60)は話す。

 中学の音楽教諭だった柴田さ…

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