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栄養も月経周期も排卵日も手軽に分析、10年後は100兆円産業に

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ラスベガス=中村建太
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 スマートフォンで腸内の音を測ったり、便器に取り付けた機器で栄養状態を分析したりして、生活改善につなげる。そんな、デジタル技術を使って病気の予防や治療をはかる「デジタルヘルス」の市場が急成長している。コロナ禍によって健康医療の分野でもデジタル化が進み、画期的なサービスや機器が次々と生まれている。

フランス企業は便器の端末で尿分析

 大きな碁石のような、白くて丸い形をした端末が洋式の便器に取り付けられている。その表面には小さな穴が開いている。

 端末に尿をかけると、穴から尿が入り、カートリッジを通ることでビタミンや水分の摂取量が記録される。

 データは登録していたスマホに送られ、不足している栄養素を示したり、食生活を見直すために役立つ記事を勧めたりする。

 フランスの健康機器メーカー…

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