マレーシアで教える日本人先生 「違いを楽しむ」で磨いたキャリア

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クアラルンプール=西村宏治
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 マレーシアを代表する工学系の大学、国立マレーシア工科大。首都クアラルンプールにあるキャンパスには、日本の協力によりできた教育・研究機関マレーシア日本国際工科院(MJIIT)がある。

 そこで教壇に立つ日本人教員のひとりが、機械工学が専門の講師、石松純さん(45)だ。マレーシアで教えて、のべ約15年。授業は英語だが、雑談はもっぱらマレー語でこなす。「マレー語を操る日本人の先生」として学生たちの人気を集めている。

 東京都出身の石松さん。初めて海外に出たのは、都立航空工業高等専門学校(現・都立産業技術高専)の5年生の時だ。

 恩師が携わっていた環境測定…

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