翼和希、トップスター役を射止めた意外な経緯 朝ドラ「ブギウギ」
照井琢見
この秋に放送が始まるNHK連続テレビ小説「ブギウギ」。主人公の花田鈴子(趣里)が入団する歌劇団のトップスター役は、OSK日本歌劇団の男役スター・翼和希が演じる。起用の決め手は、意外な経緯だった。
「USK」のトップスターに
物語は「東京ブギウギ」で知られるブギの女王・笠置シヅ子をモデルにした一代記。
大阪の下町で、銭湯の看板娘として育ったヒロイン・鈴子は、小さな頃から歌って踊るのが大好き。道頓堀に新たにできた、梅丸少女歌劇団(USK)に入団することになる。
そこで出会うのが、翼の演じる橘アオイ。USKの1期生で、迫力ある力強い踊りが得意が男役トップスターだ。
モデルの歌劇団から
橘役の決定にあたって、翼はこんなコメントを寄せている。
「お役をいただき、大変光栄です。私は、ヒロインのモデルである笠置シヅ子さんが在籍されていた劇団に所属しています」
そう。OSK日本歌劇団は、USKのモデル。まさに適役に思える。
オーディションの役柄は
翼さんの起用は、オーディションで決まったそうです。それも、橘アオイ役の選考ではなくて……。
ドラマの制作統括を務めるチ…