ポートレートから感じて がん患者や性的マイノリティー取り巻く課題

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上野創
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 がん患者や性的少数者を取り巻く課題について、写真を見て考えてもらおうと、「ソーシャル クリエイティブ展 vol.1 写真の力で社会が変わる」が3日、横浜市西区資生堂の施設「S/PARK」で始まった。発信の手段として写真を活用する三つのプロジェクトが、約100点の写真を展示する。28日まで。

 主催の「LAVENDER RING(ラベンダーリング)」は、がん患者への偏見を変えようと、がん経験者の笑顔の写真に、言葉を添えたポスターを作るなどの活動を続けている。発起人の電通社員、御園生泰明さんは、肺がんで2年前に43歳で死去したが、その後も同僚らや認定NPO法人「キャンサーネットジャパン」がプロジェクトに関わり、資生堂がヘアセットやメイク、撮影に協力し続けている。

 責任者の月村寛之さんは「がんもLGBTQも当事者は周りからの視線に悩むことがあるが、開放された表情のポートレートからいろいろなことを感じてほしい」と企画の意図を話す。

 ほか二つのプロジェクトでは…

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