中国の孔鉉佑・駐日大使(63)が近く離任することが3日、わかった。複数の日中外交筋が明らかにした。後任は呉江浩・外務次官補(59)をあてる方針。日本での勤務経験が豊富な知日派の呉氏の起用で、関係が冷え込む対日外交の安定化を目指す考えだ。
孔氏は今月いっぱいで帰国する方向という。
孔氏は、日中関係が改善基調にあった2019年に大使に着任。翌年の習近平(シーチンピン)国家主席の国賓訪日に向けた調整役を担ったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となり、実現を見ないままの離任となる。
駐日大使は、国政助言機関で…