地震で被災した南阿蘇鉄道、7月に全線再開へ 7年ぶりに鉄路が復活

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大貫聡子 城戸康秀 長妻昭明
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 熊本県高森町第三セクター南阿蘇鉄道(南鉄)は3日、熊本地震で被災して不通となっていた区間について、7月15日に運行を再開すると明らかにした。橋梁(きょうりょう)の架け替えなど復旧作業にめどがつき、地震から7年3カ月ぶりに鉄路がすべてつながることになる。

 南鉄は熊本地震で線路やトンネルに甚大な被害を受けた。県内を走る全線17・7キロ(高森―立野)のうち、比較的被害が少なかった高森―中松間(7・1キロ)は約3カ月半後に運行を再開していたが、鉄橋が激しく損傷するなどした中松―立野間(10・6キロ)で不通が続いていた。

 復旧にかかった費用は約68億円。97・5%を国が実質負担し、残る2・5%を県と南阿蘇村が負担する。

 運行再開に合わせて、立野駅…

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