おおたとしまささんに聞く 志望校落ちて得る「果実」 入学前の心得

有料記事変わる進学

聞き手・編集委員 宮坂麻子
[PR]

 中学受験も終盤です。第1志望に不合格だった家庭の向き合い方や入学までの心得について、中学受験に詳しい教育ジャーナリストおおたとしまささんに聞きました。

 ――今年の中学受験も終盤を迎えています。

 まずは、まだ受験が残っている方。最後まで精いっぱい力を出し切って頑張ってください。これまでの努力が実ることを心から祈っています。

 第1志望が残念ながら不合格だった方。思い通りの結果が得られなければ、傷つくのは当然。でも人生において、傷つくことは失敗ではありません。失恋と同じで、悔しさ、ほろ苦さを味わうことは、これからの人生に決してマイナスにはならない。

 本人より親の方が引きずって…

この記事は有料記事です。残り1969文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

  • commentatorHeader
    おおたとしまさ
    (教育ジャーナリスト)
    2023年2月5日17時56分 投稿
    【視点】

     中学受験という壮大な冒険を終えたとき、「あぁ、あのときああしていれば……」と後悔することの一つや二つ、あるかもしれない。  では、SF映画のように過去に遡(さかのぼ)ってあのときをやり直せたら、完璧な中学受験になるのだろうか。  たぶ

  • commentatorHeader
    常見陽平
    (千葉商科大学准教授・働き方評論家)
    2023年2月7日7時12分 投稿
    【視点】

    ■10代を味わい尽くそう  さすがのおおたとしまさクオリティの珠玉の名言の数々である。声にだして読みたい言葉だ。中学受験、さらには教育だけでなく、家庭や企業に置き換えて考えてもハッとさせられる。  「第1志望にすんなり受かってしまった家