ソフトバンク社長「賃上げ5.4%で最終調整」 ベアは15年度以来

中島嘉克
[PR]

 携帯電話大手ソフトバンクの宮川潤一社長は3日、従業員の賃上げをめぐり、賃金体系を底上げするベースアップ(ベア)と定期昇給分を合わせて「5・4%の昇給で最終調整に入っている」と明らかにした。同社がベアを行うのは2015年度以来だという。

 同日の決算説明会で述べた。宮川氏は賃上げについて、「企業は株主さんのためでもあるが従業員のためでもある。従業員に無理をさせるつもりはない」などと説明。あわせて中途採用の抑制などでコスト削減を進めているとも語った。

 一方、同社の実質子会社のZホールディングスが、傘下のヤフーとLINEと3社で合併する方針を2日に発表したことについて、宮川氏は「我々は親会社の立場で、意思決定をスピードアップしてほしいとか、ID連携などのシナジーを早く出してくれとか、再三色んなことを申し上げてきた。(合併は)方向性としては非常に正しいと感じている」と話した。(中島嘉克)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

今すぐ登録(春トクキャンペーン中)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

春トク_2カ月間無料