ウクライナのゼレンスキー大統領がブリュッセルを訪れ、欧州連合(EU)首脳会議に出席しました。ロシアと戦うために戦闘機や長距離ミサイルといった、さらなる強力な兵器の提供を求めましたが、EU側が応じるかは不透明です。一方、ロシア側は兵器の生産を強める構えも見せています。
(タイムスタンプは日本時間、括弧内は現地時間)
【連載】戦場で死んだあなた ウクライナ兵士の遺族たち
ロシアによるウクライナ侵攻から11カ月が過ぎました。この侵略によって多くのウクライナ兵が命を落としました。愛する人を戦地に送らざるを得なかった家族たち。夫や父、息子を失った遺族たちを訪ねて歩きました。
■■■2月10日(日本時間)■■■
20:12(キシナウ13:12)
モルドバの首相が辞任表明
モルドバ政府は10日、ガブリリツァ首相が辞任を表明したと発表した。
AP通信によるとガブリリツァ首相は会見で、「政府がロシアのウクライナ侵攻による数多くの危機に対処しなければならなくなるとは誰も予想していなかった」と述べた。
ガブリリツァ氏は2021年8月から首相を務めていた。新たな首相はサンドゥ大統領が指名したあと、議会の承認が必要になる。
20:09(キーウ13:09)
ロシア側からミサイル71発、うち61発を迎撃
ウクライナ軍参謀本部は10日昼、9日の夜から10日の正午にかけて、ロシアが巡航ミサイルを71発撃ち、そのうち61発を迎撃したとSNSで明らかにした。
参謀本部によると、使われた巡航ミサイルは、「Kh―101」や「カリブル」など。ロシアはこのほかに、地対空ミサイル「S300」を最大35発、ドローン(無人航空機)を7機放ったという。ドローンについては「5発を迎撃した」としている。
19:09(キシナウ12:09)
ロシアのミサイルが領空侵犯、モルドバが非難
モルドバ国防省は10日、ロシア軍のミサイルが同国の領空を侵犯したことを確認したとして、「強く非難する」と発言した。
ロイター通信によると、モルドバ外務省はロシア大使を呼び出し、「昨今のモルドバに対する非友好的な態度や行為は我々にとって明らかに受け入れ難く、拒絶する。多数の人的・物的被害をもたらす隣国への軍事攻撃をやめるよう求める」と抗議したという。
ルーマニア国防省も同日、ロシア軍のミサイルがモルドバの領空を侵犯したことを確認したと発表した。同省によると、ミサイルはロシアが占領するウクライナ南部クリミア半島近くの黒海を航行する艦艇から発射されたという。
ウクライナ軍は、ロシアのミサイルがルーマニアの領空を通過したと発表したが、ルーマニア側はミサイルが自国の領空には入っていないとの見方を示した。
18:37(キーウ11:37)
ロシアのミサイルがルーマニアの領空通過か
ウクライナ軍トップのザルジニー総司令官は10日、ロシアの巡航ミサイル2発がウクライナと隣接するモルドバの国境を越え、ルーマニアの領空を通過したとSNSに投稿した。
ザルジニー総司令官によるとミサイルは同日朝に発射されたもので、午前10時18分にモルドバの国境を越え、同33分にルーマニアの領空を通過したという。ミサイルはその後、3国の国境が交差する地点を越えて、ウクライナの領空に入った。
ルーマニアは北大西洋条約機構(NATO)に加盟している。
17:30(モスクワ10日11:30)
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