ロシアによる侵攻が続くウクライナのゼレンスキー大統領は3日、首都キーウ(キエフ)で、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長とミシェル首脳会議常任議長と会談した。その後の共同会見でゼレンスキー氏は、ウクライナがめざすEUへの早期加盟について、「今年中に交渉開始の準備が整うと信じている」と述べた。
昨年6月のEU首脳会議で「加盟候補国」にウクライナが承認されて以来、ゼレンスキー政権はEUが求める汚職撲滅など国内改革に取り組んでいる。候補国から正式加盟まで10年程度かかることも珍しくないが、「2年以内の加盟」を目標に掲げる。
ゼレンスキー氏は会見で、今春にも改革に関するEUの中間評価が見込まれ、「肯定的な評価に値すると信じる」と語った。
フォンデアライエン氏は、ウクライナがEU基準を満たすために「重要なステップを踏んでいる」と認めつつ、「加盟プロセスに厳格な期限はない。達成すべき改革の目標があるだけだ」と述べるにとどめた。
一方でEUは、ロシアの侵攻…
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