殺人などの罪で有罪判決を受け、国際指名手配されてからも16年間逃亡を続けていたイタリアのマフィア、エドガルド・グレコ被告(63)が2日、フランス南東部で拘束された。国際刑事警察機構(ICPO)が発表した。逃亡中にイタリア料理店を経営したり、ピザ職人として働いたりしていた。
AFP通信によると、グレコ被告は2021年に「パオロ・ディミトリオ」という偽名を使って、フランス南東部サンテティエンヌでイタリア料理店を経営していたという。開店時には、「パオロは夢をかなえた」と地元紙にも取り上げられていた。グレコ被告はこの記事をフェイスブックの店の公式ページで紹介していた。
またイタリアのANSA通信によると、他の店でピザ職人として働いていた時期もあったという。
イタリアでは「危険な逃亡者」
ICPOによると、グレコ被…