愛知知事選、投票日2日前の期日前投票は有権者の9・72%
5日投開票の愛知県知事選で、県選挙管理委員会は4日、投票日の2日前となる3日までに59万4808人が期日前投票をしたと発表した。告示日前日時点の選挙人名簿登録者数の9・72%で、前回2019年の同時期の7・98%を上回った。
くらしの現場 愛知知事選
人口減、インフラ老朽化、消える救急医、足りない教員……。ジブリパーク開業のにぎわいの陰で、約750万人の暮らしの足元に目を向けると、日本で共通する課題が見えてきました。愛知の「現場」を歩いて考えます。
今回設けられた期日前投票所は県全体で164カ所。前回から16カ所増えた。前々回15年からは4割近く増えている。
全投票者数に占める期日前投票者の割合は、同知事選で初めて導入された07年から一貫して増え続け、前回は28%だった。
過去2回の知事選では、主要な与野党が相乗りした現職と、新顔による一騎打ちの構図となり、投票率は35%前後と低迷した。今回は与野党相乗りの構図は変わらないものの、現新計6人が立候補しており、投票率の行方が注目される。
5日は県内1645カ所に投票所が設けられる。投票時間は午前7時~午後8時だが、豊田市、西尾市、南知多町、東栄町、豊根村の計71カ所で投票終了時間が1~3時間繰り上げられる。
知事選に立候補しているのは医療コンサルタントの安江朗氏(55)、前同県春日井市議の末永啓氏(37)、経営コンサルタントの山下俊輔氏(60)、薬剤師の上原俊介氏(46)、元通訳の尾形慶子氏(65)=共産党推薦=の新顔5氏と、現職の大村秀章氏(62)=自民党県連、立憲民主党、公明党、国民民主党推薦。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。