夜空を染める青とオレンジ 日本各地で世界対がんデーライトアップ
上野創
【動画】ワールドキャンサーデー2023 世界遺産の薬師寺をライトアップ=三澤泰博撮影
世界対がんデーの4日、がんの知識を増やし、行動を起こしてもらおうと、各地の15施設がライトアップされた。世界170以上の国と地域に加盟組織があり、国内でも30団体が加わる国際対がん連合(UICC)の日本委員会が主催した。午後6時に、東京都江東区の東京ビッグサイトや神奈川県鎌倉市の大船観音、名古屋テレビ塔(中部電力 MIRAI TOWER)、奈良市の薬師寺、福岡市の赤煉瓦(あかれんが)文化館などが、UICCのテーマカラーの青とオレンジで照らされた。
テーマは昨年に引き続き「Close the care gap(がん医療のギャップをなくそう)」。点灯式では医師や市長らがこの目標への思いを語った。また俳優の大竹しのぶさんが、自身ががんを経験し、父親や最初の夫をがんで亡くしたことに触れ、「お医者様は特別な存在で精神的にも助けていただいた。良いお医者さんを育成してほしいし、感謝の気持ちを忘れちゃいけないと思う」と話した。(上野創)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。