米国上空で確認された中国の気球を、米軍が現地時間4日午後に撃墜しました。両国の言い分が食い違い、外交的な緊張が高まるなか、米中関係にはどう影響するのか。佐橋亮・東大准教授に聞きました。
――米国によると、中国の偵察気球は今回のほかも、トランプ前政権下で3回、バイデン政権下で1回、確認されています。米国が今回は強く反応したのはなぜでしょうか。
(気球の進路の下の)地元住…
- 【解説】
佐橋先生の解説は大変適切で、米国内の政治的状況にも照らした解説になっていて良いのだが、一つだけ疑問が解けないのは、なぜ米国防総省はこの気球を中国の偵察気球だ、と説明したのか、という点。モンタナ州で見つかった結果、話題になり、説明を求められた
- 【視点】
皮肉なことですね。中国側は、日米を含め多方面にスマイル外交を展開中。それを邪魔するようなことを自分でして、ちぐはぐな印象を受けます。 4日付朝日新聞(ロイター発)の「中国外務次官が訪ロ、ラブロフ外相らと協力促進を協議」の記事ででてくる