屋久島でサル調査の大学院生が死亡 前日から行方不明

加治隼人
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 鹿児島県屋久島の海岸で5日午後1時半ごろ、サルの生態調査で滞在中だった愛知県犬山市の大学院生、田中美衣さん(25)が遺体で見つかった。前日に1人で調査に出たまま行方がわからなくなっていた。頭部に複数の骨折があり、県警は調査中にがけから転落した可能性が高いとみている。

 屋久島署によると、田中さんは大学の研究所に所属し、屋久島の動物の生態調査をしていた。4日朝に車で調査エリアに向かったが、暗くなっても戻らないため、研究所の同僚が署に通報した。

 島の外周を走る林道の橋付近に田中さんの車があり、そこから西に約700メートル離れた岩場の海岸に田中さんが倒れているのを捜索隊が発見した。(加治隼人)

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