本調子でなくても圧勝V ロコ・ソラーレ、勝負どころで成長の証し
清水優志
カーリングの日本選手権最終日は5日、北海道・アドヴィックス常呂(ところ)カーリングホールで決勝があり、女子は北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレがSC軽井沢クを7―5で下し、2大会連続4度目の優勝を果たした。男子はSC軽井沢クが北見協会を6―2で破り、2大会連続10度目の優勝。両チームは世界選手権の代表権を獲得した。女子は3月にスウェーデンで、男子は4月にカナダで行われる。(清水優志)
本調子でなくてもV ロコ・ソラーレが見せた「地力」
盤石の試合運びだった。ロコ・ソラーレは相手に一度もリードを許すことなく、大会連覇を成し遂げた。
目立ったのは華麗なショットではなく、堅実なプレーだ。SC軽井沢クのミスを逃さず、第3エンド(E)までに4点をリード。すると、中盤以降は大量失点を防ぐ戦略に切り替えた。
7―4で迎えた第8Eでは、サード吉田知那美が一度に相手の石を一気に二つはじき出すダブルテイクアウト。終盤の勝負どころでも確実に反転攻勢の芽を摘んでいった。
実は、ベストコンディション…