河村市長「礼儀なのでおめでとう」、でも… 4選確実の大村氏に
愛知県知事選で現職の大村秀章氏(62)の4選が確実になったことを受け、地域政党「減税日本」代表の河村たかし名古屋市長が5日夜、記者団の取材に応じた。知事選への候補者擁立を断念していた河村氏は、「(候補者を)立てていれば相当いい試合になった。申し訳ない」と述べた。
河村氏は冒頭、「礼儀があるもんで、おめでとうございます」と述べる一方で、知事選の投票日前日にも支持者から「なぜ(候補者を)立てられなかったのか。誰に入れたらいいのか」と尋ねられた話を披露するなど、知事選への未練を口にした。
河村氏は、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の展示内容をめぐり、大村氏を激しく非難してきた。20年には大村氏へのリコール運動を応援し、両氏は深刻な対立が続いている。
今後の県と市の連携については、「市民、県民の不利になるようなことは一切しない。だが政治をやっている。間違っていることは間違っていると言う」と答えるにとどめた。
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