4選決めた大村氏「日本を引っ張っていく」 投票率は伸び悩む
5日投開票の愛知県知事選は、現職の大村秀章氏(62)=自民党県連、立憲民主党、公明党、国民民主党推薦=が4選を果たした。尾形慶子氏(65)=共産党推薦=ら新顔5人を破り、3期12年の県政運営が問われた選挙で信任を得た形だが、投票率は伸び悩んだ。
午後8時、当選確実の一報がテレビで早々に流れると、大村氏は名古屋市中区の会場に現れ、支援者らに大きな拍手で迎えられた。壇上でバンザイをした後、「率直にうれしい気持ちでいっぱい」と笑顔を見せた。
大村氏「さらに前進していく」
大村氏は、4選について「継続こそ力。やり続けていく実行力を評価してもらった」として、「日本のフロントランナーである愛知の力をフルパワーで発揮して、さらに前進していく」と語った。
愛知県には、特に東三河地方で進む人口減少、昨年5月の明治用水頭首工(とうしゅこう)(同県豊田市)での大規模漏水に象徴されるインフラ設備の老朽化、観光資源が乏しいなどの課題がある。
東三河での人口減少について…
- 【視点】
大村知事、圧勝で4選。私は2選の頃に名古屋本社のデスクで、当時から大村氏は「愛知が日本を引っ張る」と自負していました。 ものづくり技術が集積し、自動車輸出などで外貨も稼ぐ愛知。大村氏自身も自民党出身ながら連合や創価学会と関係を保ち死角が