宅見将典さんグラミー賞、「和」テーマのアルバム BTSは受賞逃す

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 米音楽界の祭典、第65回グラミー賞の授賞式が5日夕(日本時間6日午前)、米ロサンゼルスであり、最優秀グローバル・ミュージック・アルバム部門で大阪府出身の作編曲家、宅見将典さん(44)の作品が受賞した。「Masa Takumi」名義で昨年9月に発表したアルバム「Sakura」で、「和風」をテーマにおき、日本の伝統楽器を使った音作りが特徴の作品。過去にも宅見さんが参加した作品がグラミー賞にノミネートされたが、受賞は今回が初めて。

 宅見さんは、2018年から3年間、米ロサンゼルスに移住していた。18年に死去した西城秀樹さんのおいにあたる。

 宅見さんは受賞を受け、「日本人の作曲家として、この名誉ある賞を受賞できた事(こと)を誇りに思う。自分を育ててくれた日本の音楽業界、また迎え入れてくれたアメリカの音楽業界に感謝したい」とコメントした。 このほか、韓国の7人組アイドルグループ、BTSは、英バンド「コールドプレイ」と共演した楽曲「My Universe」が最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス部門に、楽曲「Yet To Come」が最優秀ミュージックビデオ部門にそれぞれノミネートされたが、いずれも受賞を逃した。

 BTSを巡っては、当面ソロ活動が中心となるほか、昨年12月には最年長メンバーのJINが兵役についたことから、今回を逃すと受賞機会が遠ざかるとみられ、注目が集まっていた。

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