50年前と女性をめぐる状況変わらない 少子化の原因は性別役割分担

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編集委員・秋山訓子
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現場へ! 日本研究の今③

 レナード・ショッパ(60)が家族とともに日本に来たのは1963年、彼が1歳の頃だった。父が宣教師だった。

 66~73年に北海道江別市に住んだ。「家族は街で唯一の外国人。私は2年生まで地元の小学校に通いました。友達と毎日チョウやトンボを追い、学校給食でクジラの肉を食べました」

 米国で大学を卒業した後、英語教師の助手として熊本県に赴任した。政治に関心があり、その後、英国オックスフォード大で政治学の博士号を取得した。

 日本語ができたのに加え、8…

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    小熊英二
    (歴史社会学者)
    2023年2月15日14時0分 投稿
    【解説】

    ショッパ氏の日本への愛が伝わる記事だが、女性たちの「退出」が改革を遅延させたというのが彼の主張でもあったことは、思い起こされてよいと思う。 氏の2006年の著作「RACE FOR THE EXITS」(出口への殺到)は、政治学における

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    パトリック・ハーラン
    (お笑い芸人・タレント)
    2023年2月18日10時19分 投稿
    【視点】

    僕の父は5人兄弟。そのお母さんは11人兄弟。だが、僕は2人しか子供を作っていない。今の時代、大勢の子供より、少人数の子供を、超丁寧に育てること、早めに子育てを終えて、まだ自分も元気なうちに自由に活動できることを選択する親も多い。僕と妻も実際

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