学費無料の米国の地方大学で 「全然知らなかった」日本を学ぶ意義は

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編集委員・秋山訓子
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現場へ! 日本研究の今⑤

 米国南部のケンタッキー州にあるベレア大学は、全米でも非常に珍しく学費が無料だ。

 米国のマンスフィールド財団と日本の国際交流基金が主催し、日米の政策研究者らが参加する「日米次世代ネットワーク」。その一人、ローレン・マッキー(40)はここの准教授だ。日本を含む東アジアの政治システムなどを教えている。

 学費無料もあり、貧しい家庭出身の学生も多い。学生の平均世帯年収は3万ドル以下だ。「家族のなかで大学に行くのは初めて、という学生も多い。移民や、親が麻薬中毒で、祖父母に育てられた学生も目立つ」とマッキーは言う。

 東海岸や西海岸の大学に通う…

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