【そもそも解説】対等になる日産とルノー 見直しのカギはEVシフト

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神山純一
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 日産自動車と仏ルノーは6日、協議中だった資本関係の見直しについて、合意に達しました。日本時間の同日夕、三菱自動車を含めた企業連合「3社連合」による記者会見を英ロンドンで開きます。ルノーの日産への出資比率を現在の43%から15%に引き下げ、日産のルノーへの出資比率(15%)と同じ「対等出資」にします。1999年に資本提携して以来、ルノー傘下だった日産の立ち位置が大きく変わることになります。見直しの経緯と今後の企業連合のゆくえを一問一答でまとめました。

 Q 6日は何が公表されたの

 A 日産とルノーの出資がそれぞれ15%になり、対等出資になる。これまではルノーが日産に43%出資して日産を傘下に置く一方、日産のルノーへの出資は15%にとどまった。日産はルノーの株主総会で議決権の行使ができなかった。フランス会社法の規定で、40%以上の出資を受ける企業の議決権が無効になるとの規定があるためで、日産社内で「不平等条約」といわれてきたゆえんだ。

 対等にするためにルノーがも…

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