「見る聞く触る」名車ロードスターの開発者が「最後」に語ったこと

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松田史朗
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 「世界の名車」と呼ばれるマツダ小型スポーツカー「ロードスター」の開発の立役者が10日、68歳で退社する。その直前に選んだ「最後の仕事」は、地元の小学生たちに「夢」を語ることだった。世界を魅了した車を生み出した秘訣(ひけつ)とは――。

 退社するのはマツダの山本修弘(のぶひろ)さん(68)。6日、広島県三原市の市立本郷西小学校を訪れ、切り出した。

 「私の夢は世界一の車をつくることでした」

 実際に世界一になった。

 ロードスターは2015~16年の日本カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、16年は世界カー・オブ・ザ・イヤーにも輝いた。22年末までに世界で約117万台も売れた。

 「勉強もそうだが、実際にも…

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