経団連副会長に仏ヴェオリアの野田由美子氏 女性2人目、外資から初
青田秀樹
経団連は6日、フランスの水道サービス大手ヴェオリアの日本法人会長、野田由美子氏(63)を副会長候補に内定したと発表した。女性副会長は南場智子ディー・エヌ・エー(DeNA)会長(60)に続く2人目で外資系企業からは初めて。経済団体としても、人材や組織運営の多様化を進める姿勢を改めて明確にした。
野田氏は外資系金融大手での勤務などを経て横浜市の副市長などを歴任。経団連では2020年から審議員会副議長を務める。5月末の総会を経て就任する。
記者会見した十倉雅和会長は「女性ありきではないが、ダイバーシティー(多様性)を意識して選んだ。女性の感性に加え、外資企業の会長であり、行政の経験もある。循環型社会の問題などで積極的に発言しておられる。幅広い見識を生かし、環境問題などを強く引っ張っていってもらいたい」と説明した。
経団連は30年までに企業の…