カラフルなあられの乾燥作業ピーク 能登の寒さが育むとろける食感
林敏行
冬の寒さを生かしたあられの乾燥作業が、石川県志賀町で最盛期を迎えている。
白山邦夫さん(79)、フサ子さん(80)夫妻の作業場には、赤、白、黄、緑の4色にわけた1センチ角のあられが入った木箱が並ぶ。二十四節気の小寒にあたる1月6日ごろから作業を始め、寒さが厳しい今月末までが作業のピークという。
邦夫さんは「今年は大寒の1週間前から暖かくなった。その後、再び寒が戻り、作業は順調に進んでいる」と話す。
完成したあられは土蔵に保管し、注文に応じて焼き上げて出荷する。あられは、かむと舌で溶けるように広がる食感が自慢だ。3月中旬ごろから販売を始める。同町のふるさと納税の返礼品にも採用されている。(林敏行)
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